過去問データベース 過去問を探す

京都大学 2010年度
理系数学 第4問

問題

数列は,すべての正の整数に対してを満たしているとする.このとき,すべてのに対してであることを示せ.

出典:京都大学 2010年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

まず条件から各 が非負であることを押さえる。部分和 を導入すると, から が得られる。 と見れば が出て,以後 なら と帰納的に進む。

解答

部分和を とおく。また とする。

条件 より,まず である。さらに だから である。これを整理すると を得る。 のとき, なので である。一方で だから である。したがって である。

次に,ある について が成り立つと仮定する。このとき である。先ほど得た不等式 に代入すると である。一方,条件から なので である。

よって数学的帰納法により,すべての正の整数 に対して である。