問題
四面体においてと,と,とはそれぞれ垂直であるとする.このとき,頂点,頂点および辺の中点の3点を通る平面は辺と直交することを示せ.
出典:京都大学 2010年度 前期日程 第2次学力試験/前期日程 第2次学力試験(理系乙) 理系 第2問/理系乙 理系乙 第1問
方針
辺 の中点 を原点に置き, を と対称に表す。すると, から へのベクトルと, から へのベクトルが符号違いで書けるので,2つの垂直条件の差から を得る。さらに から を得て,この2式を合わせて が , の両方に垂直であることを示す。
解答
辺 の中点を とする。 を原点にとり, とおく。また とおく。
まず, より
であるから である。すなわち
である。
同様に, より
だから である。すなわち
である。
この2式を引くと となるので を得る。
一方, である。ここで
だから である。すなわち である。
以上の2式 を足し引きすると を得る。
これは, の方向ベクトルである が,平面 上の2本の直線 , の方向にともに垂直であることを意味する。四面体は退化していないので, は一直線上にはなく, と は平面 の2つの異なる方向を与える。
したがって, は平面 に垂直である。すなわち,頂点 ,頂点 ,辺 の中点 を通る平面は,辺 と直交する。