問題
を自然数とする.次の3つの不等式(1),(2),(3)をすべて満たす自然数の組はいくつあるか.を用いてあらわせ.
(1)
(2)
(3)
出典:京都大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 第5問
方針
まず を固定し、差 で整理する。条件 から は 通り、条件 から も 通り選べる。差が である は の 通りなので、合計は になる。最後に2乗和・3乗和で閉じた式にする。
解答
を先に固定する。条件(1)より である。ここで とおくと、 は のいずれかである。
差 を固定すると、 だから であり、 の選び方は 通りである。
次に の選び方を数える。条件(2)より であるから、 は の 通りである。また条件(3)より であるから、 は の 通りである。 と は互いに独立に選べるので、固定した に対して は 通りである。
したがって求める個数は である。これを計算すると
よって答えは である。
別解。 を固定した後、 と の選択範囲はどちらも長さ である。したがって直接 と書ける。ここで差 ごとにまとめると上の和に戻る。最初からこの形を見れば、重複なく数えていることも確認しやすい。