問題
三角形と点に対し、次の2条件が同値であることを示せ。
(i) はの内部(周を除く)にある。
(ii) 正の数が存在して、となる。
出典:京都大学 2003年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第1問
方針
(i)から(ii)には、点 が作る3小三角形の面積を係数に用いる。逆向きではベクトル式を変形して、 が3頂点の正の係数による加重平均であることを示す。係数がすべて正であることが、辺上を除く内部であることに対応する。
解答
(i)(ii)
が内部にあるとする。 とおくと、これらはすべて正である。三角形の面積比による重心座標の公式から
したがって
よって とすれば(ii)を満たす。
(ii)(i)
(ii)が成り立つとする。式を整理すると
ここで
とおけば、, である。たとえば
と書ける。後半の点は辺 の端点以外にあり、さらに だから、 はその点と頂点 を結ぶ線分の端点以外にある。ゆえに は三角形の周上ではなく内部にある。以上より2条件は同値である。