問題
を2以上の整数とする.実数に対し,とおく.について,不等式が成り立っているとする.のとき,すべてのについてが成り立つことを示せ.
出典:京都大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問
方針
と置くと、仮定は である。さらに なので、 となる。 から を で表し、最大の と最小の だけを評価すれば、すべての が に入る。
解答
とおく。仮定より である。
また であるから である。
さらに より、 は逆順に並ぶので である。
まず最大の項 を評価する。
ここで であり、また だから である。したがって となる。よって である。
次に最小の項 を評価する。
ここで であり、また だから である。したがって となる。よって である。
以上から、任意の について である。したがって が成り立つ。