問題
未知数に関する方程式が,虚軸上の複素数を解に持つような実数をすべて求めよ.
出典:京都大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
虚軸上の解を と置く。 は実数で、 も虚軸上に含まれるため、ここを別に扱う。代入後、実部と虚部を比較すると2本の条件が出る。 の場合は虚部の式から として実部へ代入し、 の2次方程式に落として を求める。
解答
虚軸上の複素数を解にもつとする。そこで とおく。
このとき である。これを方程式 に代入すると である。したがって実部と虚部を比較して および を得る。後者は である。
まず の場合、実部の式は となるので である。実際、このとき は方程式の解である。
次に とする。このとき より である。これを実部の式に代入すると すなわち である。 とおくと であり、 を満たす。したがって であるが、 は に反する。よって である。このとき である。
以上より、求める実数 は である。
別解。実係数方程式なので、非零の純虚数解 をもつなら も解である。したがって非零純虚数解の場合は が多項式を割ると考えられる。実際に を代入して実部・虚部を比べる上の方法は、この因数条件を係数で書いたものになっている。