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京都大学 2000年度
理系数学 第5問

問題

数列を次の式で定める.

このとき

(1) の関係を求めよ.

(2) を求めよ.

(3) (2)で求めた極限値をとするとき,を求めよ.

出典:京都大学 2000年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問

方針

とおき、部分積分を2回行って で表す。 に戻せば(1)が得られる。(2)は、重み 付近に集中することを示し、連続関数 の端点値 に収束させる。(3)は として、 と同じ大きさで0に近づくことを、 から評価し、 の主項を求める。

解答

(1)

とおく。まず を部分積分する。 で0だから

である。さらに

である。したがって となる。 であるから

である。よって が求める関係である。

(2)

次の事実を用いる。 で連続なら である。理由を確認する。 とすると、 では なので、この部分の寄与は の定数倍で0に近づく。一方、 では、 を十分小さく取れば にいくらでも近くなる。また であるから、上の収束が従う。

ここで とすれば である。したがって

である。よって である。

(3)

とおく。(2)より であり、求める極限は である。また である。 が1に近いときの を調べる。 である。 のとき だから である。

したがって、任意の正数 に対し、 が十分1に近ければ

が成り立つ。1から離れた範囲 の積分は、 の定数倍で抑えられ、下の量 に比べても0に近づく。実際、後者は

であるから、指数的に小さい項は無視できる。

以上より である。すなわち

である。したがって である。

よって である。