問題
,とする.
(1) 長さ1の空間ベクトルに対し,,とおく.このとき次の不等式(*)が成り立つことを示せ.
(*)
(2) 不等式(*)を満たす の範囲を図示せよ.
出典:京都大学 2000年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問
方針
文系第3問と同じ構造で、 とおき、、 を代入する。左辺が にまとまるので、 から(1)が出る。(2)は 、 の領域を、ラジアン表記の 平面へ戻す。 で が単調減少するため、境界は4本の直線になる。
解答
(1)
とおく。 であるから である。 なので であり、 である。これを左辺に代入すると
である。 だから が成り立つ。
(2)
とおくと、不等式は である。 なので である。
固定した に対し、 について解くと である。判別式は であり、 では である。よって
である。三角関数の加法定理より、これは
である。 で は単調減少する。したがって図示すべき範囲は
である。したがって 平面では、4直線
で囲まれる部分を描けばよい。頂点は
である。