京都大学 2000年度
後期・文系数学 後期 第2問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 指数・対数、方程式・不等式
- 解法
- 不等式評価、微分による最大最小
- 難易度
- 6 / 10 計算量 4 / 10 目安 —
問題
実数x,yがx≧y≧1を満たすとき,次の不等式が成立することを示せ.
(x+y−1)log2(x+y)≧(x−1)log2x+(y−1)log2y+y
出典:京都大学 2000年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第2問
方針
両辺に log2 を掛けた差を F(x,y) とおく。固定した y に対して F が x の増加関数であることを示し、条件 x≧y から x=y に帰着する。
解答
自然対数を log と書き、与えられた不等式の左辺から右辺を引いて log2 を掛けた量を
F(x,y)=(x+y−1)log(x+y)−(x−1)logx−(y−1)logy−ylog2
とおく。
y≧1 を固定して x で微分すると
∂x∂F=log(x+y)+1−x+y1−(logx+1−x1)=log(1+xy)+x1−x+y1>0.
従って F(x,y) は x について増加する。条件 x≧y より
F(x,y)≧F(y,y).
ここで
F(y,y)=(2y−1)log(2y)−2(y−1)logy−ylog2=(y−1)log2+logy≧0
である。最後の不等式は y≧1 による。
従って F(x,y)≧0 であり、log2>0 だから、もとの不等式
(x+y−1)log2(x+y)≧(x−1)log2x+(y−1)log2y+y
が成立する。