京都大学 1998年度
後期・文系数学 後期 第3問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 数列、積分、関数
- 解法
- 帰納的定義の利用、漸化式の変形、特性方程式
- 難易度
- 5 / 10 計算量 5 / 10 目安 —
問題
関数fn(x) (n=1,2,3,…)は,f1(x)=4x2+1,
fn(x)=3x2∫01tfn−1′(t)dt+3∫01fn−1(t)dt(n=2,3,…)
で帰納的に定義されている.このfn(x)を求めよ.
出典:京都大学 1998年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第3問
方針
各fnが二次式Anx2+Bnになることを帰納的に確認し、係数の漸化式を解く。
解答
fn−1(x)=An−1x2+Bn−1と書けるとする。このとき
∫01tfn−1′(t)dt=∫012An−1t2dt=32An−1
であり、
∫01fn−1(t)dt=3An−1+Bn−1.
従って
fn(x)=2An−1x2+An−1+3Bn−1.
f1(x)=4x2+1もこの形なので、帰納的にすべてのfnは二次式であり、
An=2An−1,Bn=An−1+3Bn−1,A1=4, B1=1
を満たす。
第1式からAn=2n+1である。従って
Bn=2n+3Bn−1.
ここでCn=Bn+2n+1とおくと
Cn=3Bn−1+2n+2n+1=3(Bn−1+2n)=3Cn−1.
C1=1+4=5だからCn=5⋅3n−1であり、
Bn=5⋅3n−1−2n+1.
従って
fn(x)=2n+1x2+5⋅3n−1−2n+1(n=1,2,3,…).