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京都大学 1998年度
後期・文系数学 後期 第1問

問題

を0でない複素数とする.となるような複素数がちょうど2個存在することを示せ.

出典:京都大学 1998年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第1問

方針

を極形式で表して平方根を2つ構成する。その後、任意の平方根と構成した1つとの差・和の積を用いて、それ以外に解がないことを示す。

解答

であるから、ある実数を用いて

と書ける。そこで

とおくと、ド・モアブルの定理より

である。またでもある。なので、は相異なる。

逆に、複素数を満たすとする。このとき

である。複素数の積が0ならば少なくとも一方が0だから、またはである。

従って、条件を満たす複素数はのちょうど2個である。