問題
平面上に放物線と点を考える.ただしとする.
(1) 点がこの放物線上を動くとき,線分の長さの最小値を求めよ.
(2) (1)で求めた最小値が1となるようにをとる.このとき点を中心とする半径1の円と放物線とは相異なる2点でそれぞれ共通の接線を持つことを示し,角の大きさを求めよ.さらに角に対応する円弧と放物線で囲まれた図形の面積を求めよ.
出典:京都大学 1998年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第2問
方針
(1) 距離の二乗をの二次式として最小化する。(2) 最小値1からを決め、等号を与える2点を求める。半径と放物線の接線が直交することを確認し、中心角と円弧・放物線間の積分を計算する。
解答
(1)
距離の二乗は
である。とおくと
従ってでは頂点が範囲外なのでで最小となり、最小値はである。ではで最小となり、最小値はである。よって
(2)
最小値が1となるのは第2の場合で
のときである。等号条件より
を得る。放物線の点における接線の傾きはである。一方、半径の傾きは
であるから、両者の傾きの積はである。従ってで円と放物線は共通の接線を持つ。
また
で、両ベクトルの長さは1、内積はである。従って
対応する小さい方の円弧は円
の下側であり、
と表される。でこの円弧は放物線の上にある。求める面積は
ここで
だから