京都大学 1996年度
後期・文系数学 後期 第4問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 方程式・不等式、関数
- 解法
- 置換、範囲評価、微分による最大最小、必要十分条件
- 難易度
- 6 / 10 計算量 5 / 10 目安 —
問題
a≧0とする。−1/2≦(x−y)/(x+y)≦1/2を満たすすべての正数x,yに対し、x3−3a2xy2+2y3≧0となるaの範囲を求めよ。
出典:京都大学 1996年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第4問
方針
t=x/yと置いて比の条件を区間条件へ直す。不等式をa2の上界として整理し、区間上の最小値を求める。
解答
t=x/y>0とおく。比の条件は
−21≦t+1t−1≦21
であり、t+1>0に注意して解くと
31≦t≦3.
また元の不等式をy3>0で割ると
t3−3a2t+2≧0.
従ってすべてのt∈[1/3,3]で成り立つ必要十分条件は
a2≦1/3≦t≦3min3tt3+2=1/3≦t≦3min31(t2+t2).
右辺の関数の導関数は2(t3−1)/(3t2)なので、t=1で最小値1をとる。a≧0より求める範囲は
0≦a≦1.
実際、この範囲なら上の最小値評価により元の不等式は常に成り立つ。