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京都大学 1990年度
後期・理系数学 後期 第1問

問題

曲線に,点を通る4つの接線が引けるのは,がどのような範囲にあるときか,図示せよ.

出典:京都大学 1990年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問

方針

接点の 座標を として、点 を通る接線の条件を の四次方程式にする。四本の接線が引けることは、その方程式が相異なる四実根を持つことと同値である。右辺を の関数と見て、三つの極値 の高さを比較する。

解答

接点を とすると、接線は

である。これが を通る条件は

である。したがって四本の接線が引けるための必要十分条件は、水平線 と相異なる四点で交わることである。

微分すると

また

である。三つの停留点を左から並べると、外側の二点が極大、中央が極小になる。よって求める範囲は次の開領域である。

境界上では重解が生じるため含まない。また では停留点が重なり、四つの相異なる接点は得られない。

図示すると、境界は二直線 と四次曲線 からなる。上側境界の切替点は であり、上の不等式で指定された各帯状部分を塗ればよい。