問題
座標平面上で,点(4,5)を通る直線が放物線と2点,で交わっているとき,線分の長さが最小となるような直線の傾きと,そのときの線分の長さを求めよ.
出典:京都大学 1981年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問
方針
直線の傾きを と置き、放物線との交点の 座標を二次方程式の2根として扱う。根の差に直線方向の倍率 を掛けて を表し、その平方を最小化する。微分でもよいが、 に置き換えると平方完成型で最小値が一気に分かる。
解答
点 を通る傾き の直線は である。放物線 との交点の 座標は すなわち の2根である。2根を とすると、判別式から である。この判別式は常に正なので、どの についても交点は2点である。
直線上で 座標が から まで変わると、 座標の変化は である。したがって となる。よって の最小値を求めればよい。
微分すると である。したがって で 、 で となり、 は で最小になる。このとき だから である。したがって、求める直線の傾きは であり、そのときの線分 の長さは である。
別解。
とおくと である。したがって となる。よって で、等号は 、すなわち のときに限る。この方法なら微分を使わずに同じ最小値 を得る。