過去問データベース 過去問を探す

熊本大学 2025年度
理系数学 第2問(医学部医学科)

問題

ではない複素数とする。とおき,とおく。はそれぞれ複素数平面上の点を表すとする。ただし,は虚数単位である。以下の問いに答えよ。(問1) を求めよ。(問2) 複素数に対し,が表す複素数平面上の点をとするとき,線分の垂直二等分線はを通るとする。このようなを用いて表せ。(問3) とする。点を,点を中心にだけ回転した点がであるとする。このときを求めよ。

出典:熊本大学 2025年度 前期 理系 第2問

方針

を絶対値と偏角で読み、による回転拡大は図形全体に共通なのでに正規化して計算する。垂直二等分線の条件は、を直線について反転した点であることを使う。最後はを中心とする二つのベクトルのなす角の正弦を面積式で求める。

解答

(問1)

である。であるから、からへの偏角の増加はである。したがって

である。

(問2)

全体をで割って考え、最後にを掛け戻す。すなわちとしてよい。このとき

であり、直線は実部がの直線である。線分の垂直二等分線がを通るには、を直線について対称移動した点である。したがって

である。よって

である。

(問3)

(問2)と同じくとして計算する。

である。から見た二つのベクトルは

であり、長さは等しい。とおくと

である。これを整理して

を得る。