問題
は実数とし,2つの曲線
がある。ただし,は自然対数の底である。上の点におけるの接線がに接するとする。
(1) をで表せ。
(2) が実数全体を動くとき,の極小値,およびそのときのの値を求めよ。
出典:北海道大学 2015年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第1問
方針
の接線を で求め、同じ傾きをもつ の接点の 座標を決める。2つの接線が同じ直線になるには切片も一致するので、そこから を の関数として表す。(2)ではこの関数を微分し、 の符号を、 で符号が変わらないことまで含めて調べる。
解答
(1)
の導関数は である。したがって における接線の傾きは であり、接線は である。切片は である。
一方、 の における接線の傾きは である。傾きが等しいので である。この接線の切片は、接点の座標を用いて である。2つの接線が一致するため、切片を等しくすると である。よって である。
(2)
(1)の右辺を とおく。微分すると である。ここで であり、 は と同じ符号をもつ。したがって の符号は、 では0になるがその前後で変わらず、全体として である。より詳しくは、 では を除いて 、 では である。
したがって は まで減少し、その後増加する。極小値は のときに生じ、 である。よって である。
別解。(1)では、 の接線と の交点方程式が重解をもつと考えてもよい。接線 を に代入して得る2次方程式の判別式を0にすると、同じ が得られる。