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北海道大学 2013年度
理系数学 前期 第2問

問題

座標平面上で,直線に関する対称移動をとし,実数に対して,直線に関する対称移動をとする。また,原点を中心とするの回転移動をとする。

(1) を表す行列,およびを表す行列を求めよ。

(2) を表す行列を求めよ。

(3) 合成変換になるようにの値を定めよ。

出典:北海道大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第2問

方針

それぞれの変換を行列で表し、合成変換 の行列を計算する。これを120度回転の行列と成分比較すれば が決まる。反射の合成は回転になるため、角度だけで求める別解も自然に使える。

解答

直線 に関する対称移動の行列は

である。また、直線 に関する対称移動の行列は、方向ベクトル を用いて

である。

したがって、 の後に を行う合成変換 の行列は

である。

一方、原点のまわりの120度回転の行列は

である。よって成分比較から である。

第1式から となり、 である。第2式を満たすのは である。実際、このとき で、直線の傾きは負になる。

別解。直線 軸となす角を とする。直線角 での反射の後に、直線角 での反射を行うと、合成は角 の回転である。これが120度回転だから より である。したがって となる。