問題
軸上の2点,と軸上の正の部分を動く点を考える.とおく.
(1) をで表せ.
(2) が最大になるを求めよ.
出典:北海道大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第3問
方針
(1)は と の内積から を出す。(2)では の範囲で, の最大化は の最小化と同じである。 と置き, を の関数として微分する。別解として, を見込む角が最大になる点は, 軸に接し, を通る円の接点であることから求められる。
解答
(1)
なので である。したがって であり,
である。よって
である。
(2)
であり, は と の間の角である。したがって を最大にするには, を最小にすればよい。ここで なので, を最小にしてよい。 とおくと であり, である。この関数を とおく。正の関数なので,増減は対数微分で調べられる。 である。極値条件は である。右辺を整理すると なので となる。展開して より である。
また, では , では となるので,ここで最小となる。したがって であり, だから のとき は最大となる。
別解。点 から線分 を見込む角が一定である点の軌跡は, を通る円弧である。 軸上で見込む角が最大になるのは,その円が 軸に接するときである。円の中心は の垂直二等分線上にあるから,中心を とおく。接点は で,半径は である。点 を通るので となり, である。 は 軸の正の部分を動くので を得る。