問題
空間内に,3点,,を通る平面と,3点,,を通る平面を考える.
(1) 空間の基本ベクトルを,,とおくとき,ベクトル,,,,,を,,で表せ.ただし,は空間の原点を表す.
(2) 原点と上の点を通る直線が上の点も通っているとする.,とおくとき,,を,で表せ.
(3) 点が上の点を中心とする半径1の円の円周上を動くとき,点が動いてできる図形の方程式を(2)の,で表し,が楕円であることを示せ.
出典:北海道大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第2問
方針
(1)は与えられた点の差をそのまま基本ベクトルで表す。(2)では , と成分表示し, が一直線上にあることを と表す。第1成分から を得て, を で表す。(3)は円 の条件 を(2)の式に代入し,整理して標準形の楕円方程式を得る。
解答
(1)
点の座標から直接 であり, である。また である。
同様に であり, である。さらに
である。
(2)
与えられた表示から
である。また
である。
点 が一直線上にあるから,ある実数 を用いて と書ける。第1成分を比べると である。 の第1成分は1なので,この は0ではない。したがって第2成分,第3成分から である。よって である。
(3)
点 が 上で,中心 ,半径1の円 上を動く条件は である。(2)で得た式を代入すると である。両辺に を掛けて を得る。整理すると すなわち である。平方完成して となる。標準形に直すと である。これは 平面において,中心 ,2つの軸が座標軸に平行な楕円を表す。したがって は楕円である。