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北海道大学 2004年度
理系数学 前期 第1問

問題

次の漸化式で定義される複素数の数列 を考える.ただし,は虚数単位である.

(1) を求めよ.

(2) 上の漸化式をと表したとき,複素数を求めよ.

(3) 一般項を求めよ.

(4) となるような自然数をすべて求めよ.

出典:北海道大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第1問

方針

係数 は絶対値 、偏角 の複素数である。まず固定点 を求めて の等比型に直す。一般項では を使って指数を整理し、最後は という周期で を分類する。

解答

(1)

とおく。すると漸化式は である。 より である。また

である。ここで だから である。

(2)

と表せるとすると、 である。もとの漸化式 と比べると、 である。したがって である。実際に なので、 である。よって である。

(3)

(2) より である。したがって である。ここで だから、 である。よって であり、すなわち である。

(4)

求める条件は である。右辺は であるから、(3) の式を用いると である。したがって である。 なので である。よって である。 は偏角 の複素数なので である。したがって であり、 である。求める自然数は である。

別解。漸化式は、点 を中心として偏角 だけ回転する操作と見られる。実際、 が毎回 倍されるので、 は中心 、半径 の円周上を6周期で動く。この幾何的な見方からも、目標点に到達するのは初期位置から3回分回転したとき、すなわち のときである。