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北海道大学 1999年度
理系数学 前期 第2問

問題

図のような碁盤の目状の道路がある.地点を出発して,道路上を東または北に進んで地点に到達する経路を考える.(図1の太線はそのような経路の一例である.)

(1) 地点から地点に至る経路は何通りあるか.

(2) 地点から地点に至る経路のうち,図2の地点と地点をともに通る経路は何通りあるか.

(3) 図3のa,bの2か所が通行止めのとき,地点から地点に至る経路は何通りあるか.

% 図は省略% 図は省略% 図は省略

出典:北海道大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第2問

方針

基本は格子経路の数え上げである。全体では東6回・北4回の並べ替えを数える。(2)は図から の移動量を読み取り、積の法則で数える。(3)は通行止め を通る経路を除く問題なので、包除原理を用いる。 の両方を通る経路を最後に加え戻すことを忘れない。

解答

(1)

図より、 から へ到達するには、東へ6回、北へ4回進む必要がある。合計10回の移動のうち北へ進む4回を選べば経路が1つ定まるので 通りである。

(2)

図2より、 から までは東3回・北3回であるから 通りである。 から までは図の位置関係から1通りに決まる。また、 から までは東2回・北1回なので 通りである。したがって、 をともに通る経路は 通りである。

(3)

まず、通行止めを考えない全経路は(1)より210通りである。

図3の通行止め を通る経路は、 の手前の端点までが東1回・北1回、その後 までが7回の移動のうち北3回であるから 通りである。

また、通行止め を通る経路は、図2の をともに通る経路と同じ数え方になり 通りである。

ただし、 の両方を通る経路は、 を通る経路としても を通る経路としても数えられているので、1回加え戻す必要がある。図3より、その数は

通りである。

したがって包除原理より、求める経路数は である。