問題
正の数に対し,関数
のグラフをとする.長方形で,一辺が軸に含まれ,その対辺の両端が上にあるものをすべて考える.このとき,次の問に答えよ.
(1) 長方形の周の長さの最大値を,を用いて表せ.ただし,長方形の周の長さとは,4辺の長さの和のことをいう.
(2) 長方形の面積の最大値を,を用いて表せ.
出典:北海道大学 1998年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問
方針
放物線 は軸 に関して対称で,指定区間も を中心に左右 だけ広がっている。長方形の上側の辺は 軸に平行でなければならないので,その両端を と置くと,幅は ,高さは になる。あとは の範囲で,周長の二次式と面積の三次式を最大化し,周長だけは頂点 が範囲に入るかで場合分けする。
解答
放物線を平方完成すると である。指定区間 は,軸 から左右に だけ離れた範囲である。
長方形の対辺の両端を に対応する放物線上の二点とおく。このとき である。両端の 座標は なので,長方形の高さは であり,幅は である。
(1)
周の長さを とすると したがって であり,二次式の頂点は である。 のときは なので, は許された範囲で増加し,最大は で生じる。よって
のときは を取ることができ, したがって
である。 では二つの式は同じ値になる。
(2)
面積を とすると 微分すると よって となる正の値は である。この値は を満たすので,許された範囲内にある。また はこの前で正,この後で負であるから,ここで最大となる。
したがって