問題
とする.となるはの範囲にはちょうど2個存在し,1個は区間に,1個は区間にあることを示せ.
出典:北海道大学 1995年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第3問
方針
とおき,前半区間では が減少, が増加することから差が単調に減ることを使う。後半区間では と置き, と の比の増減を調べて,交点が1つだけであることを示す。
解答
とおく。 では は増加するので, は正で単調に減少する。
まず を考える。この区間で は減少し, は増加するから は単調に減少する。また
である。よって には解がただ1つ存在する。
次に を考える。 とおくと, である。方程式 は と同値である。そこで
を考える。 となる が,後半区間の解に対応する。 と書くと,対数微分により である。右辺を とおくと である。実際, で ,一方 だから であり, である。したがって は単調に増加する。
さらに
であるから, ははじめ減少し,ある点から増加に転じる。しかも
である。よって は でただ1回だけ起こる。
以上より, となる は にちょうど2個存在し,1個は に,もう1個は にある。