一橋大学 2026年度
文系数学 第2問
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 前期日程対象学部
- 分野
- 数列、指数・対数
- 解法
- 漸化式の変形、特性方程式、範囲評価、計算整理
- 難易度
- 5 / 10 計算量 4 / 10 目安 15分
問題
数列 an を a1=2,a2=5 および an+2=an+1an2 (n=1,2,3,…) で定める。an≧102026 となる最小の n を求めよ。
出典:一橋大学 2026年度 前期 文系 第2問
方針
正の数列なので常用対数をとり,bn=log10an とおく。すると bn+2=bn+1+2bn となる。bn+1+bn と bn+1−2bn を作ると,それぞれ等比的に処理できる。最後は n=14,15 の境目だけを評価する。
解答
すべての n で an>0 である。bn=log10an とおくと,
bn+2=bn+1+2bn
であり,b1=21log102,b2=21log105 である。
漸化式から
bn+2+bn+1=2(bn+1+bn)
なので,
bn+1+bn=(b2+b1)2n−1=2n−2
である。また
bn+2−2bn+1=−(bn+1−2bn)
より,
bn+1−2bn=21log1045(−1)n−1
である。したがって
3bn=2n−2−21log1045(−1)n−1
を得る。
b2>b1>0 であり,bn+2−bn+1=2bn>0 だから,bn は単調増加である。また 0<21log1045<1 である。よって
3b14=212+21log1045<4097<6078
であり,a14≧102026 は成り立たない。一方,
3b15=213−21log1045>8191>6078
であるから,b15>2026 であり a15>102026 である。
したがって,求める最小の n は 15 である。