問題
5点 が右図のように線分でむすばれている。% 図は省略。線分は である。点 を次のように定めていく。 を とする。正の整数 に対して, を端点とする線分をひとつ無作為にえらび,その線分の とは異なる端点を とする。
(1) が または である確率 を求めよ。
(2) が または であるとき, のいずれに対しても とはならない条件付き確率 を求めよ。
出典:一橋大学 2025年度 前期 文系 第5問
方針
グラフは2部的で,奇数番目には ,偶数番目には にいる。したがって2歩ごとの遷移で考える。(1)では奇数時刻の の確率,偶数時刻の の確率をそれぞれ一次漸化式で求める。(2)では に到達しない条件を付けた同様の2歩遷移を数え,(1)の確率で割る。
解答
(1)
グラフは と の間だけに線分があるので,奇数番目では ,偶数番目では にいる。
まず とおく。奇数番目に にいると,2歩後に にいる確率は である。奇数番目に または にいると,2歩後に にいる確率は である。したがって
であり, である。これを解くと
である。よって
である。
次に とおく。偶数番目に にいると,2歩後に にいる確率は である。偶数番目に にいると,2歩後に にいる確率は である。したがって
であり, である。これを解くと
である。よって
である。
(2)
を一度も通らず,かつ最後に または にいる確率を求める。奇数番目について,, とおく。 であり,
である。これより では となり,
である。また である。
偶数番目で, を通らず最後に にいる確率は であるから,
である。
したがって条件付き確率は,まず であり, について
である。また について
である。