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東京大学 2024年度
文系数学 第3問

問題

座標平面上に2点をとる。軸上の2点が,次の条件(i),(ii)をともに満たすとする。

(i) かつ

(ii) 線分の中点をとするとき,

(1) を用いて表せ。

(2) となるの値を求めよ。

(3) の面積をの面積をとする。となるの範囲を求めよ。

出典:東京大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

の座標を求め,まずの正接がであることを確認する。次に,直線の傾きを出し,2直線のなす角の正接を傾きの公式での式にする。分母が正であることを確認してと置けばが求まる。(2)は得た式にを代入して3次式を因数分解する。(3)はと表し,に直しての不等式へ落とす。

解答

(1)

であるから,線分の中点 である。

まず,とおく。三角形で直角で,であるから である。

次にを傾きで表す。直線の傾きは である。また,直線の傾きは である。よりであり,2直線の傾きの差を用いると

である。

条件(ii)よりであり,どちらの角も鋭角なので正接を等しくしてよい。したがって である。両辺を整理すると より である。なのでであり, を得る。なお,この式では であるから,条件にも合っている。

(2)

を(1)の式に代入すると である。分母を払って となり,整理して を得る。左辺は と因数分解できる。なのでは不適であり, を解く。よって であり,正でを満たすのは である。

(3)

三角形は底辺,高さなので である。一方,三角形は底辺,高さがなので である。したがって すなわち と同値である。

(1)の式を代入して を得る。よりかつなので,不等号の向きを変えずに整理できる。両辺をで割り,さらに分母を払うと である。よって となる。だから,求める範囲は である。