問題
関数のグラフを,原点を通る傾きの直線をとし,とが以外に共有点をもつとする。との共有点を,,とし,との積をとおく。ただし,それら共有点の1つが接点である場合は,,,のうちの2つが一致して,その接点であるとする。関数の増減を調べ,その極値を求めよ。
出典:東京大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
直線 との交点条件を立てると、原点以外の共有点の 座標は二次方程式の2解になる。共有点が実数で存在する の範囲を判別式で確認し、距離の積は解と係数の関係から と表す。絶対値により で式が分かれるため、 と に分けて微分し、増減と極値を整理する。
解答
直線 は である。曲線 との共有点の 座標は を満たす。整理すると である。 が原点 に対応する。原点以外の共有点の 座標は の解である。この二次方程式が実数解をもつための条件は であるから である。
原点以外の2つの共有点の 座標を とする。接する場合や一方が原点と一致する場合も、重複を込めてこの2解で扱う。解と係数の関係より である。直線 上の点 の原点からの距離は であるから、 である。
したがって
である。 では であり、 となるのは である。ここで とおくと、 である。 では であり、 では である。
以上より、 は
である。したがって極小値は と でとり、 である。また極大値は でとり、 である。