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東京大学 2006年度
文系数学 第4問

問題

は,の範囲の角度を表す定数とする。の範囲で,

が最小値をとるときの変数の値を,で表せ。

出典:東京大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問

方針

とおくと, より である。区間 では と外せるので,残る によって に分ける。各区間で微分し, では増加, では導関数の符号が1回だけ変わることを示す。最後に を代入して だけで表す。

解答

とおく。 より であるから である。 では である。したがって, の符号だけで場合分けすればよい。

まず の場合, である。微分すると

である。ここで だから であり,この区間では は増加する。したがって最小点はこの区間の内部にはない。

次に の場合, である。微分すると である。 すなわち と同値である。この2次方程式の解は である。

このうち を考える。 とおくと であり, である。したがって であり,さらに なので である。よって に入る。一方,もう一つの解 は明らかに より大きい。 では, の符号は の前で負,後で正となる。したがって で最小値をとる。 では増加するので,全体の最小点もこの である。

最後に を代入する。すると である。 なので を用いた。よって求める である。