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東京大学 2005年度
理系数学 第3問

問題

関数

とする。ただし,は自然対数の底である。

(1) ならばであることを示せ。

(2) を正の数とするとき,数列 を,によって定める。であれば,であることを示せ。

出典:東京大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

(1)は微分して を得る。 とおくと となるので, を微分で示せば が従う。上からの評価 から直ちに出る。(2)はまず で保たれることを確認し,平均値の定理で を示す。別解として, の符号から単調有界性を示しても収束が証明できる。

解答

(1)

を微分すると

である。 とし, とおくと であり, だから である。

ここで とおくと, である。したがって では では となり, で最小値 をとる。よって であり,これは と同値である。したがって である。

また では だから である。以上より が示された。

(2)

まず なら であることを確認する。(1)より で増加し, であるから, に対して である。よって なら帰納的に がすべての で成り立つ。

また である。 の間にある数を とすると,平均値の定理により と書ける。 かつ なので であり,(1)から である。したがって を得る。

これを繰り返すと である。右辺は に収束するので,はさみうちにより である。

別解。 の符号からも収束を示せる。 である。したがって かつ は増加で だから である。また であり,増加性から である。

よって, なら は増加して上に でおさえられ, なら減少して下に でおさえられる。 ならすべて である。いずれの場合も は収束する。その極限を とすると であり,漸化式の両辺で極限を取って を得る。 なので から であり, となる。したがって である。