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東京大学 2000年度
理系数学 第3問

問題

とする。正の整数に対して,区間等分する点の集合

の上で定義された関数があり,次の方程式を満たす。

ただし,である。このとき,以下の問いに答えよ。

(1) とおいてを求めよ。

(2) とおく。を求めよ。

(3) それぞれの場合について,でのグラフをかけ。

出典:東京大学 2000年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

差分方程式は が積で現れるため、逆数 を導入すると一次漸化式になる。具体的には で、等比数列として を求める。 として の極限を取り、最後は の値ごとに初期値・単調性・漸近線 を整理してグラフの形を決める。

解答

(1)

記号を簡単にするため と書く。与えられた式は であるから である。両辺を で割ると となる。 とおくと であり、したがって である。両辺から を引けば となる。 だから であり、 である。

(2)

に対応する点は であり、 である。(1)より である。ここで なので である。分母分子に を掛けると である。

(3)

に対して である。また微分すると である。 のとき であり、 だから単調減少である。 まで延長すれば であり、 となる。したがって では より大きい側から に近づく曲線である。 のとき であり、グラフは水平直線 である。 のとき であり、 だから単調増加である。 まで延長すれば であり、 となる。したがって では より小さい側から に近づく曲線である。

以上を図示すれば、 は上から に近づく減少曲線、 は下から に近づく増加曲線である。