過去問データベース 過去問を探す

東京大学 1995年度
理系数学 第6問

問題

原点をとする平面上の双曲線

上の点における接線と2つの漸近線との交点をとする。このとき以下の問いに答えよ。

(1) 三角形の面積は,点のとり方にはよらず,によって定まることを示せ。

(2) として実数を変化させるときのの最小値を求めよ。

出典:東京大学 1995年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第6問

方針

双曲線上の点を とおき, を使って接線と漸近線の交点を求める。三角形の面積を座標公式で計算すると, によって消え, となる。(2) では とおいて に直し,微分して唯一の最小点 を求める。

解答

(1)

双曲線上の点 とおく。このとき である。点 における接線は であり,2つの漸近線は である。

接線と との交点を とすると, より である。したがって である。同様に,接線と との交点を とすると である。ここで なので,分母は0ではない。

三角形 の面積は であるから,

である。よって

となる。したがって は点 のとり方によらず, のみによって定まる。

別解。 とおくと,双曲線は ,漸近線は になる。この標準化した平面で同じ計算をすると,接線と2本の漸近線でできる三角形の面積は1で一定である。もとの 平面は横方向に 倍,縦方向に 倍した図形なので,面積は 倍される。したがって と分かる。

(2)

(1)より である。 とおくと であり, となる。これを で微分すると である。 とおくと であり, をかけて を得る。 とおくと で, である。これを解くと であり, より である。

また なので,この点で は最小となる。 のとき, であるから, である。 より,求める最小値は である。