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東京大学 1995年度
理系数学 第2問

問題

に対し,

とおく。このとき,任意の実数について

が成り立つことを示せ。

出典:東京大学 1995年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

積分で定義された を2回微分し, を得る。固定した に対し,差 を作ると, が成り立つ。 は偶関数なので, で単調性を示してから任意の実数 に戻す。

解答

まず を微分する。定義より である。したがって となり,さらに である。任意の実数 について だから である。

次に を固定し, とおく。 なので は偶関数である。よって の場合を示せば十分である。 であり, だから である。また である。したがって では は増加関数であり, から である。さらに なので となる。偶関数性より でも同じ不等式が成り立つ。

以上より,任意の実数 について が成り立つ。

別解。上の について, とすると である。また であり, である。したがって内側の積分も外側の積分も0以上であり, が従う。