東京大学 1991年度
文系数学 第1問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文科一類・文科二類・文科三類
- 分野
- 関数、微分
- 解法
- 増減表、微分による最大最小、計算整理
- 難易度
- 3 / 10 計算量 3 / 10 目安 8分
問題
関数 f(x)=x3−2x2−3x+4 の,区間
−47≦x≦3
での最大値と最小値を求めよ。
出典:東京大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
導関数で区間内の増減が変わる点をすべて拾い、両端の値と合わせて比較する。臨界点は二次方程式で2つ出るので、どちらも区間 −7/4≦x≦3 に入ることを先に確認する。臨界点での関数値は、そのまま3乗を代入せず、3x2−4x−3=0 から x2、x3 を低次化して計算する。最後は最大候補・最小候補を端点も含めて比較する。
解答
f′(x)=3x2−4x−3 である。よって f′(x)=0 は 3x2−4x−3=0 すなわち x=32±13 を与える。ここで −47<32−13<32+13<3 であるから、2つの臨界点はいずれも指定区間に含まれる。
端点での値は
f(−47)=−64343−849+421+4=−64143,f(3)=27−18−9+4=4
である。
次に臨界点での値を求める。3x2−4x−3=0 を満たす x について x2=34x+3 であり、さらに
x3=x⋅34x+3=34x2+3x=34(4x+3)/3+3x=925x+12
である。したがって
f(x)=x3−2x2−3x+4=925x+12−32(4x+3)−3x+4=930−26x
となる。よって
f(32−13)=2738+2613,f(32+13)=2738−2613
である。
候補値は
−64143,4,2738+2613,2738−2613
である。最大については 2738+2613>4 が成り立つ。最小については
2738−2613−(−64143)=17286293−166413>0
である。実際、両辺正として二乗すれば 62932>16642⋅13 が確認できる。したがって左端の値の方が小さい。
以上より、最大値は 2738+2613 で、最小値は −64143 である。