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東北大学 2026年度
理系数学 第6問

問題

は空間内の7点である。そのうち6点は相異なり,5点はある球面上にある。また,点は直線上にある。さらに,ある実数に対し,次が成り立つとする。

以下の問いに答えよ。

(1) 点は3点が定める平面上にあることを示せ。

(2) 点は点または点に等しいことを示せ。

出典:東北大学 2026年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第6問

方針

ベクトルの等式 から, が一直線上, が一直線上にあることを読む。平面 を通るので,まず がこの平面に含まれることを示せば,直線 上の点 も平面 に含まれる。後半は,点 を原点とする球面の方程式を とおき,直線 との交点のパラメータを根と係数の関係で調べる。与えられた等式から も球面上にあることを示し,直線 と球面の交点が高々2点であることを使う。

解答

(1) 点 を基準にして,

とおく。条件より である。

まず より,点 は一直線上にある。問題の条件で は相異なる点であるから, は異なり,直線 は確かに定まる。また, はこの直線 上にある。平面 は点 を通る平面なので,直線 を含む。したがって である。

さらに であり, であるから,直線 は平面 に含まれる。ところが より,点 は直線 上にある。したがって である。

(2) 点 を原点とみなして考える。球面 は点 を通るので,その方程式は適当なベクトル と実数 を用いて と書ける。ただし, は点の位置ベクトルである。

直線 上の点は と表せる。これを球面の方程式に代入すると である。この2次方程式の根は,直線 と球面 との交点を表す。点 ,点 だから に対応する。したがって根は である。

根と係数の関係より であるから, を得る。

同様に,直線 上の点を とおくと,球面との交点を表す方程式は である。点 は球面上にあるので, はこの方程式の根である。もう一つの根を とすると,根と係数の関係より である。

一方,問題の条件より であり,先ほど得た を用いると である。したがって である。つまり,直線 と球面 との交点の一つは に対応する点であり,これは で表される点 である。よって である。

ここで,問題の条件より は直線 上にある。また, は球面 上の相異なる点である。直線 と球面 の交点は,高々2点である。すでに という2つの相異なる交点があるため,同じ直線 上で球面 に属する点 は,そのどちらかと一致しなければならない。

したがって である。