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東北大学 2026年度
理系数学 第5問

問題

座標平面上の曲線は,媒介変数を用いて

と表されている。曲線軸に平行な接線をとし,曲線,直線および軸で囲まれる図形をとする。以下の問いに答えよ。

(1) 直線の方程式を求めよ。

(2) 正の実数に対し,次の2つの不定積分を求めよ。

(3) 軸の周りに1回転させてできる立体の体積の値を求めよ。

出典:東北大学 2026年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問

方針

媒介変数表示された曲線では,接線の向きは で決まる。縦接線は ,かつ となる点で求める。(2)は部分積分を2回使い, の連立方程式として解く。(3)では,直線 より左側の部分は に対応し, が増加するので,回転体の体積を で表す。最後は三角関数の積を和に直し,(2)の公式を用いて積分する。

解答

(1) 与えられた曲線は である。導関数は および である。縦接線は となる点で生じるので, より である。このとき

であるから,確かに接線は縦である。

したがって,その接線 における 座標を用いて すなわち である。

(2)

とおく。ただし とする。

まず について, を積分する形で部分積分すると である。すなわち である。

次に について, を積分する形で部分積分すると である。すなわち である。

この2本の連立方程式を解くと,

および

を得る。したがって

である。

(3) (1)より,直線 より左側にある部分は に対応する。この範囲では であるから, は増加する。 軸のまわりに回転してできる立体の体積 で与えられる。媒介変数 を用いると である。したがって である。

三角関数を積和の形に直す。まず であり, である。よって となる。

したがって,(2)の公式を に対して用いればよい。計算をまとめると,

である。

これを から まで代入する。 では

であるから,

である。 では である。したがって

である。

よって求める体積は である。