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東北大学 2023年度
理系数学 第4問

問題

実数に対して,整式を考える。

(1) 整式で割り切れることを示せ。

(2) 方程式の虚数解であって虚部が正のものをとする。を極形式で表せ。ただし,を満たす実数のみであることは,認めて使用してよい。

(3) 設問(2)の虚数に対して,の値を求めよ。

出典:東北大学 2023年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

を満たすので,まず因数分解を直接確認する。(2) は と(1)から を得る。さらに解の積が1で虚数解なので と読み,虚部正から偏角 を選ぶ。(3) は指数を5で割った余りに直して三角関数で計算する。

解答

(1)

であるから が成り立つ。実際, である。

ここで を展開すると, である。 より なので である。したがって で割り切れる。

(2)

の虚数解のうち虚部が正のものを とする。(1)より である。また なら左辺は であり矛盾する。したがって より である。

一方, の2つの解の積は1である。係数は実数なので2つの虚数解は共役であり,その積は に等しい。よって である。さらに で割ると である。 で虚部が正だから と書ける。このとき なので である。 だから である。したがって である。

(3)

であり, で割ると余りは である。よって である。(2)の極形式から である。 より である。