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東北大学 2009年度
後期・理系数学 後期 第1問

問題

一直線上にない3点の位置ベクトルをそれぞれとする.を満たす実数に対して,の辺に内分する点をそれぞれとする.また,線分の交点を,線分の交点を,線分の交点をとする.以下の問いに答えよ.

(1) 実数を満たすとき,となることを示せ.

(2) 点の位置ベクトルで表せ.

(3) 3点が一致するようなを求めよ.

出典:東北大学 2009年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問

方針

(1)は,一直線上にない3点から作る2つの差ベクトルが平行でないことを使って係数の一意性を示す。(2)はを線分上と上の2通りに表し,(1)の一意性を使って係数比較する。(3)は同じ計算を巡回的に用いての係数を並べ,3点が一致する条件として係数が一致することを調べる。

解答

(1)

より である。したがって と書ける。3点は一直線上にないので,は平行でない。よってこの一次結合が零ベクトルになるには でなければならない。するとである。したがって である。

(2)

内分点の位置ベクトルは

である。

上にあるので,あるを用いて と表せる。また上にもあるので,あるを用いて と表せる。係数の和はいずれも1なので,(1)の結果により係数を比較してよい。したがって である。

これを解く。よりである。これを第一式に代入すると であり, となる。よって である。したがって である。

(3)

(2)と同様に巡回的に計算すると, であり, である。

3点が一致するためには,(1)の係数の一意性により,の係数がそれぞれ一致すればよい。たとえばを考えると,分母は共通なので が必要である。だからであり, を得る。したがって である。

実際にのとき,の係数はいずれも となるので3点は一致する。よって求める値は である。