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東北大学 2008年度
文系数学 前期 第3問

問題

平面上のを満たすとする.からへ垂線を下ろし,交点をとする.からへ垂線を下ろし,交点をとする.以下同様に,について,からへ垂線を下ろし,交点をとして,順番にを定める.このとき,以下の問いに答えよ.

(1) を求めよ.

(2) とおくとき,自然数に対してを求めよ.ただし,の内積を表す.

出典:東北大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第3問

方針

2本の半直線 のなす角を とおき,最初の直角三角形から を求める。以後は一方の半直線から他方へ垂線を下ろす操作なので,垂線の長さは毎回 倍になる。内積は,隣り合う垂線ベクトルの長さの積と,そのなす角の余弦 から等比数列として和を取る。

解答

(1)

とおく。 で直角であり, である。したがって が斜辺であり, である。また である。

最初の長さは である。次に から に垂線を下ろすと,できる直角三角形は前のものと同じ角 をもつので,垂線の長さは前の長さの 倍になる。この操作が繰り返されるから である。よって

である。

(2)

であるから,(1)より である。

隣り合う は,交互に2本の半直線へ垂直に下ろされる向きのベクトルである。向きまで含めて考えると,そのなす角の余弦は である。したがって

であり,(1)の長さを代入して を得る。

よって

である。等比数列の和より

だから

である。