問題
あるグループの各人が独立に一問のクイズに答え,グループの人数の半数以上が正解すればグループは合格とする.ただし,一人一人の正解する確率はで,とする.グループの人数がであるとき,グループが合格する確率をとする.
(1) は文字についての多項式としてで割り切れることを示せ.
(2) となるの範囲を求めよ.
出典:東北大学 2007年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第4問
方針
は 2n 人中 n 人以上が正解する二項分布の確率である。 は4人中2人以上の確率として展開すれば,各項に が含まれることがすぐに分かる。(2)では と を多項式として明示し,差 を因数分解する。 で p と の符号を確認し,3p-2 の符号だけで範囲を決める。
解答
(1)
4人中2人以上が正解すれば合格である。したがって である。右辺の各項は を因数にもつので, は で割り切れる。
(2)
2人のグループでは,1人以上が正解すれば合格であるから である。また(1)の式を整理すると である。したがって
である。 では , であるから,符号は 3p-2 によって決まる。ただし のとき差は 0 である。よって となる範囲は である。