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東北大学 2006年度
後期・理系数学 後期 第5問

問題

空間において半径が1で軸を中心軸として原点から両側に無限に伸びている円柱と,半径が1で軸を中心軸として原点から両側に無限に伸びている円柱がある.の共通部分のうちである部分をとおく.以下の問に答えよ.

(1) を満たす実数とするとき,平面によるの切断面の面積を求めよ.

(2) の体積を求めよ.

出典:東北大学 2006年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第5問

方針

平面 で切ると,2つの円柱条件は となり,断面は正方形 を加えた図形になる。ただし である。 なら切り取りは効かず, なら上側を で切る。この断面積を で積分して体積を求める。

解答

(1)

円柱 軸を中心軸とする半径1の円柱なので で表される。円柱 軸を中心軸とする半径1の円柱なので で表される。

平面 で切る。 とし とおくと,2つの円柱の条件は となる。さらに では が加わる。

したがって断面は,横の長さが で,縦の範囲が である長方形になる。 ,すなわち のときは であり, は断面を切らない。このとき断面積は である。 ,すなわち のときは,縦の長さが である。よって断面積は である。

以上より,求める断面積は

である。

(2)

断面積は の偶関数である。したがって体積

である。

まず多項式部分を計算すると

である。また

である。

残る円弧部分については, が単位円の上半分を表すことを用いる。 の下の面積は,中心角 の扇形と直角三角形の面積から である。したがって である。

以上を足すと

である。