問題
数列に対して初項から第項までの和をとする.は定数とし,に対し
が満たされているものとし,とおく.として以下の問に答えよ.
(1) ,,を,を用いて表せ.
(2) 一般項を,,を用いて表せ.
(3) 一般項を,,を用いて表せ.
出典:東北大学 2006年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
まず から を求め, と合わせて初期値を固定する。次に を使い, と の漸化式を作る。この漸化式は では恒等的になり, で一般項を帰納的に決める。 の式が出れば, は差を取るだけで求まる。
解答
(1)
の式は であり, だから である。よって である。 の式は である。 を代入すると となり, を得る。さらに であるから である。
次に を求める準備として,一般の関係式を作る。 について であり, だから となる。整理して である。 を代入すると なので である。 を代入すると より である。したがって である。よって である。
(2)
とおく。(1)から である。ここで が成り立つことを示す。 では確かに成り立つ。 とし, まで成り立つと仮定する。漸化式 に代入すると
である。 なので となり,帰納的にすべての で成り立つ。
したがって
である。 だから である。
(3)
(2)の帰納法で得た式をそのまま用いれば である。
別の書き方をすれば, であり, では である。(2)より だから
となり,同じ結果を得る。