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東北大学 2005年度
理系数学 前期 第6問

問題

を満たす定数とし,とする.

(1) で減少関数となるの範囲を求めよ.

(2) における最大値はであることを示せ.

出典:東北大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第6問

方針

とおくと、 は1から へ減少する。したがって について減少する条件は、 について増加する条件になる。分母は から常に正であり、 の符号は の符号で決まる。(2)は単調性に頼らず、任意の に対して を2次式の端点評価で示す。

解答

(1)

とおく。 が増加すると、 は1から へ減少する。また であるから である。これを とおく。 だから である。 が増加すると は減少するので、 について減少するためには、 について増加すればよい。微分すると

である。分母は正なので、必要十分条件は である。 とおく。この2次式は上に開き、頂点の 座標は である。 より なので、区間 では は増加する。したがって最小値は でとり、 である。よって条件は である。したがって求める範囲は である。

(2)

のときの値なので である。任意の に対して を示せばよい。

分母 はどちらも正であるから、 と同値である。整理すると である。

左辺を とおく。これは下に開くのではなく上に開く2次式なので、閉区間 における最大値は端点のどちらかでとる。端点での値は および である。したがって が成り立つ。これは を意味する。よって であり、 における最大値は である。

別解。

(2)の不等式は因数分解でも示せる。上で見たように、示すべきことは である。ここで と因数分解できる。 では であり、また である。したがって となり、同じく が従う。