問題
四角形は辺を下底,辺を上底とし,とが等しい等脚台形である.
,,とおく.
(1) がなりたつことを示せ.
(2) 等脚台形の面積を,,を用いて表せ.
(3) 対角線との交点をとするとき,を,を用いて表せ.
出典:東北大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第2問
方針
方向を基準に、 を下底方向の成分と高さ成分に分ける。等脚台形では左右の斜辺の水平成分が等しいため、上底 の長さは になる。面積は台形の公式で、対角線の交点は 上の表示と 上の表示を係数比較して求める。分母 が正であることも (1) から確認する。
解答
(1)
の長さは なので、 方向の単位ベクトルを とすると である。 の 方向の成分は である。
等脚台形では、点 と点 は下底 に対して左右対称にずれ、上底 は下底 と平行である。したがって上底の長さは、下底の長さ から、左右の水平成分 を2つ引いた である。台形として上底の長さは正だから である。 より が成り立つ。
(2)
高さは、 から 方向成分を除いた長さである。したがって である。下底は 、上底は なので、台形の面積は
(3)
上底 は と平行であり、その長さは である。したがって であるから、
である。
点 は対角線 上にあるので、ある実数 を用いて
と書ける。一方、 は対角線 上にもあるので、ある実数 を用いて と書ける。係数を比較すると である。これを解くと である。したがって
である。