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東北大学 2004年度
文系数学 前期 第1問

問題

曲線と直線があり,曲線と接している.の2つの交点を結ぶ線分上にの接点があるとき,以下の問いに答えよ.

(1) で表し,の取り得る値の範囲を求めよ.

(2) 2つの曲線によって囲まれる図形の面積を求めよ.

(3) が動くとき,(2)の面積の最大値と最小値を求めよ.

出典:東北大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問

方針

(1) は放物線 と直線 の接点を と置き、傾きの一致から を出す。接点が の交点を結ぶ線分上にある条件は、 上での 座標が から の間にあることに直す。(2) は を2次式として整理し、2曲線の交点間で正になることを確認して積分する。根の差を用いると、面積は2次式の最大値の 乗で表せる。(3) は の増減だけで決まることを使い、許された閉区間で最大・最小を調べる。

解答

(1)

曲線 が直線 と接するとする。接点の 座標を とおくと、 の傾きは である。直線 の傾きは なので、接するためには でなければならない。よって である。

接点は 上にも 上にもあるから、 である。ここで を代入すると となり、 である。

次に の交点を求める。 より なので、交点の 座標は である。接点は直線 上にあり、その 座標は だから、線分上にある条件は である。したがって である。

(2)

(1) より であるから、 である。したがって

平方完成すると である。ここで とおくと、交点間では である。また、(1) の範囲では である。交点は だから、 とおいて面積を計算すると

よって である。

(3)

であり、 が大きいほど大きい。 は上に凸の2次関数で、頂点は である。これは許された範囲 に含まれるので、最大は のときである。このとき だから である。

最小は区間の端で起こる。両端で だから、 である。

別解。2曲線の差を の形で見てもよい。今回は差が上に凸ではなく下に開く2次式なので、交点間の面積は「高さ と根の間隔」で決まり、上と同じ 型になる。根を直接最後まで展開するより、平方完成で中心と高さを押さえる方が計算が安定する。