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東北大学 1994年度
理系数学 前期 第6問

問題

に関する多項式 が,すべての実数に対してを満たすものとする.

(1) を,を用いて表せ.またの次数を求めよ.

(2) を求めよ.

(3) 方程式の異なる実数解の個数を求めよ.

出典:東北大学 1994年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第6問

方針

なので、加法定理 をそのまま多項式の関係に移す。次数はこの漸化式から帰納的に決める。 から順に計算し、 は因数分解して、 外の根がないことまで確認する。

解答

(1)

加法定理より である。 とおくと である。よって である。

また である。上の関係から であり、 の最高次の項は毎回 から生じて、 とは打ち消し合わない。したがって である。

(2)

順に計算すると である。よって である。したがって である。

(3)

(2)より である。これを因数分解すると となる。したがって実数解は から得られる。

二次方程式の2解は であり、いずれも実数で、 とは異なる。よって異なる実数解の個数は である。

別解。(3)では の範囲なら と置ける。 となり、 では の3通りである。さらに上の因数分解により、 の外に追加の実数解はないことも確認できる。