東北大学 1994年度
後期・文系数学 後期 第4問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 数列
- 解法
- 漸化式の変形、階差数列、和の計算
- 難易度
- 5 / 10 計算量 4 / 10 目安 15分
問題
数列{an}が次のように定義されている.
a1=2,an=n+1+n1k=1∑n−1(k+2)ak(n≧2)
(1) anをan−1で表せ.
(2) anを求めよ.
出典:東北大学 1994年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第4問
方針
和を含む定義式に n を掛けた式と、1つ前の式に n−1 を掛けた式を並べて引き算する。すると和の大部分が消え、an と an−1 だけの漸化式になる。得られた an=2an−1+2 は、an+2 を見ると等比数列として解ける。
解答
(1)
定義式に n を掛けると、n≧2 で nan=n(n+1)+∑k=1n−1(k+2)ak である。また、n−1 に対する式に n−1 を掛けると (n−1)an−1=n(n−1)+∑k=1n−2(k+2)ak である。
上の式から下の式を引くと nan−(n−1)an−1=2n+(n+1)an−1 である。したがって nan=2nan−1+2n となり、n≧2 だから an=2an−1+2 である。
(2)
(1)の式を an+2=2(an−1+2) と書く。初期値 a1=2 より a1+2=4 であるから an+2=4⋅2n−1=2n+1 である。したがって an=2n+1−2 である。
別解。(2)は階差的に見てもよい。漸化式 an=2an−1+2 の定数項を消すために、定数 c を用いて an+c=2(an−1+c) としたい。比較すると c=2 が分かり、an+2 が等比数列になる。