問題
曲線 を考え,点におけるの接線をとする.と曲線とで囲まれた図形を軸のまわりに1回転させた回転体の体積をとする.となるときのを求めよ.
出典:東北大学 1994年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第2問
方針
まず曲線 の における接線 を求め、放物線 との交点 を出す。領域は 軸をまたぐため、縦の円筒殻を左右で単純に足すと重なりを数える危険がある。水平断面で、低い高さでは軸を含む円板、高い高さでは内側に穴のある輪として分けて体積を積分する。
解答
(1)
曲線 は である。導関数は であり、 での傾きは である。点 を通るので、接線 は すなわち である。
この直線と放物線 の交点は より を解けばよい。左辺は と因数分解できるので、交点の 座標は である。 では直線が放物線の上にある。
ここから回転体の体積を水平断面で求める。放物線は なので、水平線 との交点は である。また直線は と書ける。
まず では、水平断面は 軸を含み、回転すると半径 の円板になる。したがってこの部分の体積は である。
次に では、水平断面は正の 側だけにあり、外半径が 、内半径が の輪になる。したがってこの部分の体積は
である。
以上より
である。計算すると となる。 の場合も、直接 の円板を積分して同じ式になる。
条件 より、 なので である。すなわち だから である。 より である。