東北大学 1993年度
後期・文系数学 後期 第2問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 図形と方程式、三角関数
- 解法
- 座標設定、面積計算、範囲評価
- 難易度
- 6 / 10 計算量 5 / 10 目安 18分
問題
原点をOとし,2点A1(r1cosθ,r1sinθ),A2(r2cos(θ+2π),r2sin(θ+2π))が楕円
a2x2+b2y2=1(a>0,b>0)
の上にあるとする.ただし,r1>0,r2>0とする.
(1) 三角形OA1A2の面積Sをa,b,θで表せ.
(2) θが0≦θ≦πの範囲で変化するとき,Sの最大値と最小値を求めよ.
出典:東北大学 1993年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第2問
方針
A1 と A2 の方向は直交しているので、三角形の面積は S=21r1r2 である。楕円の式にそれぞれの座標を代入して r12、r22 を求め、積を整理する。最後は s=sinθ、c=cosθ として s2c2 の範囲 0≦s2c2≦1/4 を使い、分母が最小・最大になる場合を調べる。
解答
(1)
c=cosθ、s=sinθ とおく。点 A1 は A1=(r1c,r1s) であり、楕円上にあるから a2r12c2+b2r12s2=1 である。したがって r12=b2c2+a2s2a2b2 である。
また
cos(θ+2π)=−s,sin(θ+2π)=c
だから A2=(−r2s,r2c) である。これも楕円上にあるので a2r22s2+b2r22c2=1 より r22=b2s2+a2c2a2b2 である。 OA1 と OA2 は直交しているので、三角形 OA1A2 の面積は S=21r1r2 である。よって S=2(b2c2+a2s2)(b2s2+a2c2)a2b2 である。
分母の中を整理する。
(b2c2+a2s2)(b2s2+a2c2)=a2b2(c4+s4)+(a4+b4)s2c2=a2b2(1−2s2c2)+(a4+b4)s2c2=a2b2+(a2−b2)2s2c2
である。したがって S=2a2b2+(a2−b2)2sin2θcos2θa2b2 である。
(2)
0≦sin2θcos2θ≦41 である。面積 S は、分母が小さいほど大きく、分母が大きいほど小さい。
最大値は sin2θcos2θ=0 のときである。このとき Smax=2aba2b2=2ab である。これは例えば θ=0,π で成り立つ。
最小値は sin2θcos2θ=41 のときである。このとき分母の平方根は a2b2+4(a2−b2)2=2a2+b2 である。よって Smin=a2+b2a2b2 である。これは θ=π/4,3π/4 で成り立つ。