東北大学 1993年度
後期・文系数学 後期 第1問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 行列(問題が明示的に行列を扱う場合、または出題範囲が許す場合のみ)、三角関数
- 解法
- 三角比の利用、計算整理
- 難易度
- 4 / 10 計算量 4 / 10 目安 10分
問題
行列
(cosθ2sinθsinθ−2cosθ)(0≦θ≦2π)
(−2k00k)(kは実数)
の表す1次変換をそれぞれf,gとする.fとgの合成変換g∘fによって,点(2,2)が点(0,−8)に移るように,θとkの値を求めよ.
出典:東北大学 1993年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第1問
方針
まず点 (2,2) を f で移し、その結果に g を作用させる。第1成分が0で第2成分が −8 になる条件を成分ごとに立てる。k=0 では第2成分が0になってしまうため除外でき、第1成分から cosθ+sinθ=0 を得る。候補の θ を2つに絞り、それぞれ第2成分で k を決める。
解答
点 (2,2) を f で移すと f(2,2)=(2cosθ+2sinθ, 4sinθ−4cosθ) である。これに g を作用させると
(g∘f)(2,2)=(−2k(2cosθ+2sinθ), k(4sinθ−4cosθ))
である。したがって
(g∘f)(2,2)=(−4k(cosθ+sinθ),4k(sinθ−cosθ))
である。
これが (0,−8) に等しいので −4k(cosθ+sinθ)=0,4k(sinθ−cosθ)=−8 が成り立つ。第2式より k=0 である。したがって第1式から cosθ+sinθ=0 である。 0≦θ≦2π でこれを満たすのは θ=43π,47π である。 θ=3π/4 のとき
sinθ−cosθ=22−(−22)=2
であるから、第2式は 4k2=−8 となり、k=−2 である。 θ=7π/4 のとき sinθ−cosθ=−22−22=−2 であるから −4k2=−8 となり、k=2 である。
よって求める組は
(θ,k)=(43π,−2),(θ,k)=(47π,2)
である。